やたら美しい蛾が現れる
先日職場に行ったらやたら綺麗な蛾がいたので思わず写真を撮ってしまいました。蛾なんて普通はわりと気持ち悪めなので、普通は近寄ったりしないんですけど近づいてパシャリですからね。よほどですよ。
その蛾こそがこの子。
どうですか。ちょっと苦労してやって来たんだろうか、羽がだいぶボロボロになっていましたが、めっちゃ美しくないですか。
触覚のあたりや顔周りがカイコガに似ていますよね。
モフモフの白い顔、薄緑色の綺麗な羽、それを縁取るブラウン。君はいったいなんなんだ。
オオミズアオ
ほんと便利な世の中ですよ。昔だったら「はー、綺麗な虫だった」で終わりなのに、今は撮った写真からGoogleレンズで検索がかけられるんだもの。
この蛾こそが『オオミズアオ』ですって。
成虫になってから1週間しか生きられないので、見かけるのは幸運なことだそうです。ラッキーだった。
オオミズアオには口がない
一目見てカイコガに似ているなと思ったんですが、なんと口がないのも一緒でした。成虫になると口がなくなるんですって。
ほんとなんちゅう進化しているんだよって思いますよね。せっかく大人になったのなら自分の好きなところに行って好きなものを食ってくれよ。
でもこっちからしたら虫としての好感度は爆上がりですよね。虫の嫌なところって刺さないかしら?と噛まないかしら?みたいなところあるじゃないですか。
オオミズアオとカイコガはどう頑張っても噛まないし、刺さない。安心安全。
そして見た目もなんかモフモフしていてかわいい。かわいい虫TOP3に入れるんじゃないでしょうか。オオミズアオ、ミツバチ、カイコガ。もし他にかわいい虫がいたら教えて下さい。
何も飲まず食わずで成虫時代を過ごすというのは、ほんとに繁殖だけして死ぬみたいな生態なんだろうなー。トイザらスキッズよりもずっと切実だぜ。
このオオミズアオがオスかメスかもわからないけど、ちゃんと子作りは出来たのだろうか。余計なお世話か。もしこの一帯で今後デカくて気持ち悪い幼虫がいても優しくしてあげよう。
ただオオミズアオって蛾が綺麗だったというだけの話。やっぱ蛾界隈では人気なのかな。図鑑の表紙のど真ん中にいた。
おじーでした。