松屋にブチ切れる(心の中で)
なんと松屋でマッサマンカレーの販売が始まっていました。
つい先日世界一美味い料理がルンダンだのマッサマンカレーだのいう話をしたばかりです。
やっぱりココナッツミルクをふんだんに使ったスパイシーな料理は美味い!と、とりあえずアメリカでは認められているようです。
たしかにな!俺も大好きだ。
というわけで、さっそく今日の夕飯は松屋のマッサマンカレーにしようと決めたんです。
最近は便利なもので、松屋でもテイクアウトメニューのネット注文が出来るんですね。
その名も【松弁ネット】。
そのコンセプトは『Web予約なら待ち時間0、ポイントザクザク貯まる』です。
ええやん!と思って今日はこの松弁ネットを使ったんです。
確かにポイントが貯まってお得なのは認めましょう。
待ち時間0が嘘でした。しかも超大嘘。
受け取り時間を指定したら店舗に取りに行くんですけど、車から降りるのも面倒くさいからドライブスルーの受取口に行ったんですよ。
で、店員呼び出しボタンが置いてあったので押します。
店員さん来ます。ガラガラ、窓が開きます。
「少々お待ち下さい」ガラガラ、窓が閉まります。あれ?
このとき大声で呼び止めなかったのが悪かった。僕の反射神経の無さ。
その後、その窓は一向に開く気配がありません。心配になります。
でも店員さんは「少々お待ち下さい」って言ったのです。少々待てば開くに決まってる。
そう思って大人しく5分ほど待っていたでしょうか。受取予定時間はとうに過ぎています。
「僕ネットで注文しているんです!」なぜこの一言が少々お待ち下さいにかぶせて言えなかったんだろう。
もう用意できてるもん。最初から見えてるもん俺のマッサマンカレー。
このままだと永遠に窓が開かなそうだったので、仕方なくもう一度店員呼び出しボタンを押したら、やれやれみたいな表情で店員のオッサンがため息つきながら窓開けてきたので、本当にぶん殴りたくなりました。
窓が開いた瞬間に有無を言わさず先手を打って「ネット注文してるんです!」って言えたのは良かったです。
千と千尋の神隠しで言えば口のチャックが解除された次の瞬間の「ここで働かせて下さい!」とはっきり言った千尋のテンションです。
店員さんがハッとした表情でちょっと寝かせたマッサマンカレーを差し出してきたので、大人として一応お礼を言って店を後にしますが、けっこうプリプリ怒りながら家に帰っています。
用件くらい先に聞いてもええやろ!店内が忙しくて後回しするのは仕方ないとしても、少々お待ち下さいじゃなくてそのままずっとお待ち下さいって正直に言えよ!そしたら帰るから。
そもそも対応出来ないならドライブスルーなんて封鎖しちまえと。
今思えば、朝飯が杏仁豆腐、昼飯が野菜ジュースという空腹の極地みたいな状態だったので僕としたことが完全に短気になっています。
マッサマンカレーを食べる
そんなプリプリしながら帰った僕ですが、飯に罪は無し。
松屋のマッサマンカレーを食べましょう。
うーん、美味いやんけ。くっそ、悔しい。
もうね、よく「牛丼屋で吉野家とすき家と松屋どれが好きー?」とか質問する無邪気な人いるじゃないですか。
あれもうやめたほうがいい。吉野家は牛丼屋、すき家はチーズ牛丼、松屋はカレー屋なんです。
そうです、松屋はカレーが異常に美味い。牛めしの3倍美味い。正直ココイチより美味い。
マッサマンカレーもなかなかレベルが高いじゃないですか。
ゴロッゴロのチキンにポテト。ココナッツミルクでまったりとしたコクが出たカレー。
やりおるわい。
今は新メニューだからかご飯の大盛りも無料でした。満腹です。
不思議なことに食べ終わったらすっかり消えているんですよ。松弁ネットやドライブスルー、少々お待ち下さいへの怒りが。
今はアンガーマネジメントが大切なんて広く言われているようですが、なるほど、アンガーマネジメントとは飯を食うことと見つけたり。
お腹減っているとカリカリしちゃってダメですね。カリカリしてて良いのは梅とベーコンくらいなのよ。
僕はマッサマンカレーにそんなことを教わりました。
ありがとうマッサマン。まるでヒーローみたいな名前だマッサマン。
皆さんも松弁ネットとドライブスルーのコンボにはお気をつけ下さい。
おじーでした。