ドラマ版『リーサル・ウェポン』の酷さ
僕の趣味の1つは海外ドラマの鑑賞です。
Huluを契約しているので、色んな海外ドラマを時間が許す限り観まくっています。
海外ドラマって人気のものはシーズン10とかまで平気であるから、そのキャラたちと過ごす時間が多いのでどんどん感情移入していくんですよね。
なので調子がいい時は物凄く面白く感じます。
ただ、当然その分役者の都合でストーリーが大幅に変わってしまうということに何度も直面してしまいます。
凄く好きなドラマの1つに『glee』というドラマがあります。
高校の部活を舞台としたミュージカルかつ青春コメディですが、めちゃめちゃ面白くて車でもずっとgleeのサウンドトラックを流しているくらいだったのですが、主役の1人と言えるキャストが現実世界の方でヘロインとアルコールが原因でドラマの途中で亡くなってしまいました。
ストーリーは当然大幅に修正せざるを得なくなって、結局なんだかなぁという最終回を迎えて終わりになりました。
そして日本でも織田裕二を主役に据え、リメイクされている弁護士のドラマ『SUIT』。
主人公の1人であるハーヴィーがスーパーかっこいいんですよね。
こちらのドラマもW主役の片方の恋人役を演じる女優がまさかの英国王室入りをしてしまいます。
当然続けられるわけもなく降板していきました。そして一緒に主役の一人も卒業。
ドラマのシーズンが進むにつれて、人気があるから長くドラマを続けたい製作側と、どうしても上手くいかない現実とのせめぎあいを感じる瞬間に度々遭遇します。
中でも特にひどかったのが『リーサル・ウェポン』でした。
その昔にヒットした映画リーサル・ウェポンをドラマにしてリメイクした作品です。
子供の頃実家で家族で一緒に観ていた思い出の映画だったので、懐かしい気持ちになれるのかと思って視聴を開始したんです。
まぁストーリーは全然違ったけど。
リッグスとマータフがハチャメチャやるという点では映画と一緒。
2人の掛け合いも面白いし、引き込まれるストーリー。
正直楽しく視聴していました。
そして迎えたシーズン2の最終話。
は?リッグス死んだんだけど。
そう、このドラマも大人の事情で主役が降板となるパターンのやつでした。
しかも理由が最悪。
主役のハチャメチャ刑事リッグスを演じるクレイン・クロフォードという役者本人もかなりハチャメチャだったらしい。
フィクションでハチャメチャは愉快ですが、リアルで近くにいると大変なんでしょう。
スタッフから嫌われまくって、ドラマ内では最高の相棒をやっている役者からも台本の読み合わせを拒否されるほど。
何したらそんなことになるのでしょうか。
それはもう最悪な現場で、誰もがもうやってられんわという状態になっていたようです。
そしてそんなスタッフたちのこいつぶっ殺したいという願望がシーズン2の最終回でキャラクターを殺して、役者は降板という形で叶えられたわけです。
いやー、最低だよ。
純粋にドラマを楽しんでいたこちらとしては、そんな役者の人格はどうでも良くって、ドラマ内のリッグス刑事は実にかっこいい良い奴だったのに。
しかも子供の頃に観ていたメル・ギブソンが演じる映画版のリッグス刑事の一応延長線上にいるキャラなのに。
裏切られた挙句に思い出まで汚された気分ですわ!
せめて嫌いは嫌いでもハッピーエンドで降板して欲しかった。
せっかくウォーキングデッドみたいな世界観じゃないんだから。
映画版『リーサル・ウェポン』を観る
これは癒しが必要。
そう思って、今週のお題「最近見た映画」に繋がるのですが、映画版『リーサル・ウェポン』を観たわけです。
いやー、これよこれ!間違いないという安心感に癒される。
メル・ギブソンかっこいい。なんつっても異常な毛量。
この映画版リーサル・ウェポンですが、1994年に公開された『リーサル・ウェポン4』から続編は出ていなかったのですが、なんと今年2020年になって5の製作に関する噂が聞こえてきました。
www.cinematoday.jpおいおい、マジかよ。
楽しみっちゃ楽しみだけど、リッグス役のメル・ギブソンの64歳はまだいいとして(よくないか?)、マータフ役のダニー・グローヴァーは74歳。
どう考えてもアクション映画というジャンルからは路線変更しないといかんですよね。
そこは脚本だったり、監督の腕の見せ所なのでしょうか。
まぁ僕がずーっと楽しみにしているグレムリン3も昔から製作進行中!みたいに言われてずっと公開されていないから期待しないで待っていようと思います。
おじーでした。