おじ語り

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ミステリアスな人を目指すのはやめた方が良い

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秘密の告白

はてなブログの今週のお題が「告白します」とのこと。

与えられたお題に対して内容を膨らませて文章を書くというのは、自分にとってもトレーニングになると思っているので毎週サクっと書いてます。

なので今週もお題に挑戦しようと思っていたのですが、これがなかなか難しい。

行ったところ、食べた物、感じたこと等を日々ブログで公表している僕、なんなら顔出ししまくりですし。

今更改めてなにか話せと言われても、この一週間全然なんにも思いつかなかった。

でも誰もが思った事があるんではないでしょうか。

ミステリアスな雰囲気を醸し出したい。

小学生の頃やりませんでしたか。

人には見えない物が見えているようなフリ。

唐突に虚空を見つめてフッと笑ってみたり。

全くなにも感じていないのに突如右腕の疼きを抑えるようなフリをしてみたり。

そう、僕らはそういったミステリアスな存在に憧れてしまう生き物なのです。

ミステリアスさというのは秘密を持っていれば得られるのでしょうか。

ですが、大きな秘密は身を滅ぼします。

デクスターの例

デクスターはマイアミ警察の鑑識官です。

でもそれは表の顔。

実は殺人衝動を抑えられないシリアルキラーです。

ギリギリでドラマの主人公をやっていられるのは、その獲物を極悪人に絞るという父の教えを守っているから。

でもやっていることはただの連続殺人なので、捕まってしまったら死刑。

その大きな秘密は絶対に隠さないといけません。

警察署の仲間に疑われたり、別の犯罪者にバレたりと、様々なピンチがデクスターを襲います。

視聴者をハラハラさせつつ毎回なんとか乗り越えていくのですが、最終回はその大きすぎる秘密のせいでかなり切ない終わり方をしてしまいました。

面白かったけど。

秘密は秘密で隠し切らないといけないのですが、現実なかなかそうはいかんというわけですね。

デクスターはその二面性というかギャップがかっこよくってモテるんですけどね。

秘密を持っていても良いミステリアスは目指せないことをデクスターから学びました。

では人知を超えた特殊能力でもあれば良いミステリアスと言えるでしょうか。

貞子のモデルの人の例

有名なリングの貞子。

実際にモデルになった人がいるとかなんとかで、その一人が明治時代の人で、御船千鶴子さんという方らしいんですね。

なんと透視能力があったとのことで、千里眼を持つ人として凄く話題になったそうです。

最初はカードの透視で的中させまくって、凄い!ってなったそうですが、東京に呼ばれ公開実験をした後には、だんだん世間の論調がインチキだ!という風になったらしく、最後は自分で命を断ってしまいます。

実際に超能力があったのかどうかはわかりませんが、例え超能力が本当でも嘘でも周囲の反応はそんなに変わらなかったのではないでしょうか。

超能力!素敵!ってなるよりも、人は理解できないことは信じないですから。

気味悪いと迫害されることだって大いにあることでしょう。

そんな能力はあってもあんまり得しないのかもしれません。

普通に正直に生きる

デクスターのように大きな秘密を隠していても途中モテましたが結局は幸せになれませんでした。

普通の人には理解出来ない超能力を持っていたとされる貞子のモデルの人も、その能力のせいで逆に不幸になってしまいました。

あんまり欲張らずとも並の人生を正直に過ごせたら合格でいいのではないかな!

もし万が一ミステリアスな人に憧れる少年がこのブログに辿り着いたのなら、やれやれ大人って夢がないなと思って欲しい。

学校が武装集団に占拠された時には君の華麗な飛び蹴りで事態を解決し、好きな子に告白されてくれ。

楽器やったことないのになぜかバンド組んでギターボーカルを務めたステージで大成功を収め、好きな子に告白されてくれ。

大人なのにミステリアスな人間になりたいと思っている人はその方向性を改めた方がいいです。

本当にミステリアスな人ですらいい結果を掴めないのだから、付け焼き刃のミステリアス、偽物のミステリアスで成功は望めない。

むしろわかりやすさを武器にしていきましょう。

うーむ、今週のお題は告白ということでしたが、ちょっとズレたでしょうか。

随所に子供の頃の妄想を散りばめたのでこれで良しとしていただければ嬉しいです。

おじーでした。

今週のお題「告白します」