今年も定期健康診断があった
サラリーマンは必ず年に1度、定期健診を受けなければならない。
というより、会社のお金で受けることが出来る。
そんなわけで僕の職場でも今月は健診がありました。
健診時期は一部の人たちがソワソワしだします。
「健診前だからダイエットしなきゃ」とのたまい、体を整えてくるんですよね。
「それって意味ある?」はなはだ疑問です。
一応僕は社内の健診を仕切る担当でもあるので、そういった話をされれば「自然体でいいんすよ」という風に話してはいます。
そもそもなんで健康診断をするのか
会社経営者にこの問いをすれば、「労働安全衛生法で定められている義務だから」と答えるでしょうか。いい経営者なら「社員が健やかに働いてくれるため」と言うでしょうか。
どちらでもいいですけど、そもそもは生活習慣病などの早期発見や予防が目的ですよね。
病気には自覚症状がないものも多いと聞きます。
定期健診で分かる範囲なんて限定的だろという声もよく聞きますが、それでもするとしないとでは大きな違いがあるのは事実でしょう。
正しい評価を受け止めるべき
生活習慣病等の発見・予防という観点から見ると、当然普段のその人の状態を見た方が効果が上がりますよね。
極端な話ですが、2週間だけ食事を減らして、毎日ジョギングした後に特茶を飲んでいました!でも普段は朝マック・昼ラーメン・夜牛丼、もちろん晩酌&喫煙は欠かせません!みたいな人がいたとします。
一時的な数字の見た目はごまかせるかもしれませんが、1年の大半はその健診結果とは違う体をしているわけですよね。
そうするとそもそもの健康診断の目的からは外れてしまいます。
ごまかしているようなカタチになっちゃいますよね。
なぜ見栄を張ってしまうのか
そもそも健診結果って凄く個人的な情報じゃないですか。
会社以外には特に見られることもないし、自分があえて宣伝しなければ他人に知られることってないですよね。
なのになんで見かけの数値にこだわってしまうのでしょうか。
ぱっと思いつくのは2つです。
①自分の変化を認めたくない
これの気持ちはわかります。
僕も10年前に比べるとずいぶんと床に与える負荷が増えました。
筋肉量の増加ならいいのですが、運動らしい運動もしているわけではないので、認めたくはないですが、間違いなく贅肉です。
この認めたくない気持ちも数字を突き付けられると認めざるを得なくなります。
なので、一時的にでも数値を良くして認めたくない気持ちを守ってあげているということが考えられます。
②再検査や保健指導が嫌
こっちは問題です。
普段なら再検査や保健指導の対象にひっかかる基準なのに、一時的に生活習慣を変えることでギリギリ基準値にもっていく。
そんなことが出来る時点でけっこう凄いですけど、健康診断の目的から考えると外れていますよね。
リスクがある人に注意を促すための健診で、リスクを隠してしまうわけですから。
理想は結果を受け止め、普段から体に気をつけること
こうして考えてみると一時的に頑張って違った数値を出すよりも、普通通りに過ごしている時の数値を見つめ、受け止めて、じゃあこれからどうするのかを考えた方が健全ですよね。
急激なダイエットはリバウンドに繋がりやすいと言います。
健診結果が届いたら、翌年の健康診断を目標にするくらいの長期スパンでの健康管理をしていった方が体にも優しいですよね。
一番悪いのは無頓着や開き直り
ここまで書いてきましたが、数値を気にしている分、見栄を張る人たちはまだ良いと言えます。
一番まずいのは、もう開き直っている人や健診結果にまったく無頓着な人です。
こうなってくると国がやっている特定保健指導なんかを受けて貰っても最初からやる気がないので、まったく効果が上がりません。
こりゃ国の予算の無駄遣いになっちゃってるなーと思いつつも、結局本人の問題なので、どうすることも出来ません。
思えば10年前よりも明らかに太ったのに体づくりを怠っている僕にもこの素質があるんじゃないかと思えてきました。
先日の投稿にも運動不足というテーマについて色々書きましたが、今月末に届く健康診断の結果を見つめながら、なにかしら運動についても考えてみようと思います。
実は↑の記事を書いた後に久しぶりに腹筋ローラーやって、絶賛腹筋肉痛中です。
しかし、どっちかというと有酸素運動しなきゃなー。面倒くさいなー。
おじーでした。