おじ語り

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なぜもっとカラスに優しく出来ないのか

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ベルーナドーム内のカラスの巣

ベルーナドームに以前からカラスの巣が出来ているんですよね。それについて面白い記事が上がっていました。

bunshun.jp

ベルーナドームにカラスの巣が!ってことで、ライオンズファンならわかるギャグを色々挟みつつ、最終的には巣を作っちゃったのは仕方ないからカラスとも共生していこうや。って締めくくりで記事は終わります。まぁ当然その通りだなと僕も納得したんです。

しかしですよ、この記事Yahoo!ニュースでも取り上げられていて、そっちのコメントを見たら悲しくなりましたね。ほんとに一部の人だとは思いますが。

「美談にするな」とか「鳥も駆除できるような法改正が必要」とか。

あまり他人のことを悪く言いたくないですけど、なんでここまで傲慢な考えになれるのか不思議で仕方ないです。

大勢の人は人間は世界の一部と考えていると思いますが、こういう発言する人は世界は人間のものだと考えているんじゃないかと睨んでいます。

そもそもね、嫌なら対策するのが筋じゃないですか。

例えばゴミが漁られるのが嫌ならしっかりしたボックス型のゴミ入れを採用するとか。電線だって電力会社に頼めば鳥が止まりづらいように電線を無料で加工してくれます。

ベルーナドームに関しては壁がないから半分屋外ですよ。しかも周りは森。

鳥が入ってくるなんて極々当たり前ですし、営巣が嫌なら鉄骨に工夫をして防ぐこともできるはずです。駅ホームの鳩よけのように。

じゃなくてね、ここは俺たちの遊び場だから入ってきたら殺せってあまりに性根が凶暴過ぎると思うんです。小学生の頃道徳の授業は寝てたんか?稀代のワルか?

もうSDGsの時代なんですよ。

 

 

鳥獣保護法万歳

まぁそんなおっかない奴らが何言おうと別にいいんですけどね。鳥や巣・卵は鳥獣保護法で守られていますから。

実は職場でも言われたことあるんです。

会社の駐車場の近くにカラスが巣を作ったから駆除の依頼を出してくれって。さも当たり前のように。カラス好きの僕に対して。

敷地外までわざわざ出ていって殺そうとするその執念は凄いなと驚きましたよ。もちろん野生動物を殺す権利なんて企業には、というより人間にはないので断りました。

鳥獣保護法を盾にして。

この法律のおかげで「いやいや、なにを言っているんですか。カラスの巣だって法律で守られているんだからそんなこと出来ませんし、どこに頼んでもやってくれませんよ」って回答が出来るわけですね。

そして最後に「人道的にもいかがなものかと思いますしね」とチクリと言うわけです。言わないとモヤモヤしますから。

んー、鳥獣保護法万歳ですね。

そもそもね、カラスがゴミを散らかすから嫌いだなんてのも個人的には勝手な主張だと思いますよ。

カラスは生態として死肉を食べるわけじゃないですか。そのおかげで動物の死体がそこら中に転がらずに分解されて自然の中で循環していく。生態系としても実に重要なポジションにいるのです。

そりゃ道端に生ごみあったら食べるでしょ。転がってる物を食う習性なんだもの。人間がスーパーやコンビニで飯を買うのと一緒ですよ。

世のためになっている側面もあるんだから、そこは賢い人間様はちゃんと認めてあげて、より良い関係性の構築を穏便に目指していきましょうや。

おじーでした。