おじ語り

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後入れ調味料を『香り立つ一匙』と表現する明星のセンス

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明星食品の酸辣湯麺

昨日明星のカップ麺、酸辣湯麺を食べたんです。

酸辣湯麺発祥のお店らしい『赤坂榮林』ってお店が監修しているらしく、麺はツルツルしているし、お酢の美味しさが光るし、カップ麺としてはトップクラスで本格派の酸辣湯麺で実に美味しいじゃないか!って思ったんですけど、何よりも驚いたのは食べている時ではなく、カップ麺を調理している時ですよ。

カップ麺ってお湯入れて、時間が経ったら最後の仕上げに調味油というか、後入れ調味料を入れて混ぜたら完成するっていうパターンが多いじゃないですか。

この明星の酸辣湯麺は凄いですよ。後入れ調味料の名前が『香り立つ一匙』なんですよ。

ビビりましたね。凄くないですか、香り立つ一匙が持つワードパワー。

 

 

香り立つ一匙がもたらす効果たるや絶大

いつものカップ麺は実に無機質な感情で食べるじゃないですか。なんの感情もなくお湯を入れ、なんの感情もなくスープを溶き、なんの感情もなくズズズと食べるみたいな。

それがたった1つ、後入れ調味料の名前が香り立つ一匙になっただけでどうでしょう。

いつもは何も考えずに入れている調味料が、まるで料理長仕上げの大事な仕事を任されたみたいな気分にしてくれるじゃないですか。ちょうど有名店コラボだし。

そんな大層なものを入れたんだからって最初の一口目。鼻から大きな深呼吸をしては「ふー!これは香り立つぜぇ!」とか少年漫画の熱血主人公みたいに右手の箸を振り上げて天にかざしてしまうってもんです。

えー、凄い。キャッチフレーズって凄いですね。

純粋にこの明星の酸辣湯麺が美味しいことは間違いなんですが、僕が思うにこの香り立つ一匙ってネーミングしたそのセンスでカップ麺の美味さが1割は増していると思います。

僕も一応趣味とは言え文章を書く人間なんだから、人におぉ!?って思わせるようなフレーズを操りたいなって思ってしまいました。

例えばなんだろう。

カフェオレに入れるはちみつを『とろり琥珀の奇跡。それは蜂がくれた贈り物』とか言いたい。

冷麺に入れるお酢を『この夏、むせるほど刺激的にすっぱくなる』とかどうだろう。

うーむ、どうしても香り立つ一匙を超えられる気がしませんね。もっと普段からなんかかっこいいフレーズを考えながら生きていかないといけないなと思いました。

明星食品さん、はてなブログさん、僕の今後の成長に期待してください。

おじーでした。