おじ語り

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生牡蠣を食べる時の緊張感と運命に打ち勝った感。

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生牡蠣を食べる時、超ドキドキする

生牡蠣

生牡蠣って美味しいじゃないですか。なんならバクバク食べたいじゃないですか。

でも僕は過去2回ほど、生牡蠣を食べた後にお腹に異常事態が起きて苦しんだことがあるんですよね。

経験したことある方には共感してもらえると思うのですが、消化器系が全て汚染されてしったような耐え難い苦しみですよね。お腹へのダメージが甚大すぎて、まったく油断出来ない。そのお腹のゆるさ故に、寝ることすら恐怖になり、精神的にも追い詰められるという状況を余儀なくされます。

しかし喉元過ぎれば熱さを忘れると言うのはよく言ったもので、体が回復すればまた牡蠣が食べたくなってしまうのは不思議なものです。人間の食への情熱って凄い。

色々凄いなと思う食べ物はありますが、No.1は「フグの内臓は2年間塩と糠で漬ければ毒が消える!」といって最初に食べた人。その発見にたどり着くまでに何度死にかけたのかインタビューしたい。

そんな先人たちに比べれば生牡蠣なんて全然大したこと無い。実際に飲食店が提供する生牡蠣にあたったことは無いし。とは言っても、やはり過去の経験から、かなりドキドキしてしまうんですよね。

店だから大丈夫、これは岩牡蠣だから大丈夫、ニュージーランド産は安全って聞いたことあるし大丈夫。今日は金曜日だからもしものことがあっても最悪大丈夫。みたいな。

何度も心の中で自問自答を繰り返し、さぁ意を決して食べることになるわけです。

生牡蠣を食べる前の緊張感は異常。

どこまでだったら大丈夫なのか、まるで1人でチキンレースをしているような気分です。

そんなことを考えながら先日生牡蠣を食べてきました。

久しぶりに食べる生牡蠣、美味い。やはりこれは唯一無二な味だなと思う食材です。

牡蠣があたる理由

そもそも牡蠣で食中毒になるのって、川から原因の菌やウィルスが流れて、海で牡蠣がそれを溜め込むからってのが原因の一つだそうです。

なので、日本の牡蠣はその菌を抜くために浄化作業が行われているそうですが、ウィルスに関しては100%の浄化というのはなかなか難しいそうです。

じゃあなんですか?ニュージーランドの牡蠣があたらないって聞いたことがあるのは、日本の牡蠣よりも海が綺麗だっていうことでしょうか?ほんとに?たしかに見た目はとっても綺麗ですけどそういうもんなんですかね。

絶対数が少ないから症例が少ないだけでしょうか。実は日本も海外も変わらないのでは。そんな気もしてきました。

やっぱり、衛生管理された超綺麗な水槽の中で生まれ育ちましたみたいな牡蠣じゃない限りは、現状リスクを背負って食べるものなんだと思いますね。

翌朝、謎の打ち勝った感

書いてて、こんなに生牡蠣食べる時に意を決して食べている人は、実はそんなに多くないんじゃないか?って新たな疑問が浮かんできました。あとは別に生牡蠣なんて食べなくていいだろというクールガイもいるのか?

とりあえず僕みたいに牡蠣に畏怖の念を抱いている人々も一定数いるという前提で話を続けます。

夜に生牡蠣を堪能し、ゆっくりと寝て、朝スッキリ起きる。体調に変化はないみたいだ。

こうなると俺の体は生牡蠣と運命に打ち勝った!というちょっとした達成感まで味わうことができます。勝ったぞ!俺は生牡蠣との闘いに勝ったんだ!

いや、実際これは僕の体が菌とのバトルに励んだわけでなく、牡蠣の浄化をしてくれた生産者や、衛生管理に気を配って提供する調理師のおかげだということはわかっているのですけど。

それでも自分が無事だったことに、あー良かったというホッとした感を感じることが出来ます。なので、先日は謎の打ち勝った感を朝から感じ、健やかに過ごせる一日に感謝をしながら生活をしていました。生牡蠣って凄い。もっと食おうかな。

でも基本的にはカキフライいいや、当面は。なんか疲れるから。

おじーでした。