ロイヤルホストのジャワカレーでタイムスリップ
はてなブログ今週のお題は『かける』ですって。駈けるでも書けるでも懸けるでもなんでも来い!ってことみたいです。
今回僕が「かける」でパッと思いついたのはカレーでした。ロイヤルホストのジャワカレー。TV番組で紹介されていてめちゃくちゃ美味そうだったから一度食べてみたいと思っていたんですが、最近その願いが叶ったんですよ。
それでですね。僕がカレーって言われて想像する姿ってココイチスタイルなんです。皆さんもそうじゃないでしょうか。
でもロイヤルホストのジャワカレーはこれですよ。
これこれ。この魔法のランプの半身みたいな器にカレーを入れて提供してくれるんですよね。だからカレーは自分でかけるんですね。これぞ日本のカレー!って感じがします。
今はもうこの手のタイプの提供方法は全然見なくなりました。実際この容器を見た瞬間に大昔に親父に連れて行ってもらったスキー場のカレーの映像がフラッシュバックして幼少期にタイムスリップしたみたいな気分になりましたもん。ノスタル爺。
守り続けて欲しいグレイビーボート
誰もが考えたことがあると思います。そもそもなんのためにこの器にカレー入れているのか、最初からカレーをかけて出せばいいじゃないかと。
実は大した意味は無いそうですよ。見た目が美味しそうだからという理由らしいです。そもそも本来はカレーの器でもなんでもなく、グレイビーボートとかいうソース入れだそうですしね。
しかし日本においてはこれはソース入れではない。他の何物でもない。紛れもないカレー入れ。いわばカレーボートなのです。
自分でカレーをかけるひと手間で、プロが盛り付けるより見た目も悪くなったりします。ご覧の通り、べちゃって感じ。しかし、やはり提供直後の絢爛っぷりには心躍ることでしょう。
この提供システムは物事の本質からずれて進化していったものなので、洗練されていないっちゃ全く洗練されていません。これからオシャレなカレー屋始めるぞ!って人たちが採用するとはとても思えない。消えゆく文化、もはや絶滅危惧種といって良いのではなかろうか。
ロイヤルホストのジャワカレーは料理長みたいな人も絶賛するだけあって超美味しかったので、ロイホさんにこのままこのランプみたいなわけわからん容器でカレーを提供する文化を守り続けて欲しいと思います。ロイホある限りグレイビーボートは不滅みたいな。
おじーでした。
今週のお題「かける」