おじ語り

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牛乳パックの広告欄から感じた無限の可能性

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牛乳パックに広告欄!?

牛乳パックに
広告欄

特になんの意識をするでもなく、ヨーグルトを作るために購入した牛乳。

家に帰ってふと目をやると、なんと広告欄があるじゃないですか!

「みんなの朝に!甘さスッキリおいしさザクザク」

そう、カルビーのフルーツグラノーラ、通称フルグラの広告が大々的に掲載されていたのです。

だから安かったんかーお前!こんな商品もあるんですね。

たしかに牛乳とフルーツグラノーラの相性は間違いないですからね。

スーパーで気づいたら、おぉフルグラも買うかとなったかもしれません。

いやいや、やはり朝は卵かけご飯ですわ。

しかしこの方式での広告って無限の可能性を秘めているんではないでしょうか。

無条件に従ってしまうカレー、鍋の作り方

従わざるをえない不思議な魔力を持つ文章の1つに、カレールーの裏に書いてあるレシピがあります。

カレーなんて材料をテキトーに入れて、目をつむって作っても美味しくなります。むしろそれがカレーのいいところ。

だのに、だのにスーパーでカレールーを買うときは、ルーの箱の裏を見つめ、「ふむ、まず豚肉300g、あと玉ねぎ2個だな、それと人参1本」と、そこに書かれているレシピという名の指示に従って、操られたように記載された材料を忠実に買うためにスーパーの中を彷徨うのです。

たとえ上司の指示には従わないことがあろうと、こくまろの指示には絶対服従してしまう。

あの文章には魔法がかかっている。

鍋の素もそうですよ。

今日は豚肉食いたいなーと思っても、パッケージに「鶏もも300g」と書かれていたら豚肉と別れを告げて、鶏肉コーナーへ直行します。

鍋なんて何が入ってても美味いから、闇鍋なんて儀式すら生まれたんです。

それでも豚の脂を諦めてしまう。

その点、挽き肉とスライス肉を両方入れろと書いてくれる鍋の素はすごく優しいです。肉の神様が微笑んでいます。

何が言いたいかというと、カレーも鍋も言うこと聞かないといけない気にさせてくるんですよね。

これだけ力説して僕だけだったら恥ずかしいですけど、皆がそうという前提で話を進めますね。

 

じゃあレシピ風の広告にしたらどうだろう

やっぱりカレールーや鍋の素の指示を問答無用で聞いてしまうのは、美味しい料理にしたい、失敗したくないという心理からきていると思います。

昔は隠し味とかにも色々挑戦しましたが、結局王道のレシピが一番美味いことは30歳を超えるとわかってくるんです。

今回の牛乳の広告も間違いないレシピ風に書いたら、その訴求力は爆発的に上がるのではないでしょうか。

例えばこんなタイトル。

森永乳業がスポンサーの場合

この牛乳の超美味しい飲み方

材料

・この牛乳 180ml

・森永ミルクココア ティースプーン5杯

・お湯 20ml

手順

①カップにココアパウダーを入れます

②少量のお湯でパウダーを溶かします

③混ぜながら牛乳を注ぎ、ホットの場合はレンチンを、アイスの場合は氷を入れてネ!

※他のココアだと死にます。

とか書いてみたらどうでしょうか。

まず、牛乳はそのままでも美味しいんですが、あえてそこは心を鬼にして隠します。広告費のために。

これを見たお客さんは「なるほど、この牛乳は森永ミルクココアがあれば美味しく飲めるんだな」と牛乳を買うついでにココアコーナーへ向かうこと間違いなしです。

金次第では翌週バンホーテンに変わっているかもしれないところがミソです。

肉でもイケる エバラ食品がスポンサー

なんでもいけますね。

黒毛和牛のカルビです。150gで1000円です。

この肉に最高に合うタレ

黄金の味 中辛

手順

①焼きます

②黄金の味で食べます

※他のタレだと死にます。

たったこれだけ書かれていれば、数ある焼肉のタレから黄金の味がかなりアドバンテージをとれます。

焼肉のタレって種類やたら多いですから、迷っているところにひと押しがあるとだいぶ違います。

 

なんにでも広告枠設けたらどうだろうか

広告表示法とかで僕が書いたのは厳密にはアウトなのかもしれませんが。

牛乳パックに限らず、いろんなプライベートブランド商品に「このパッケージにも広告つけられんかな?」と考えたら色々と面白そうですね。

挽き肉のパッケージに「ハンバーグにS&Bのクローブ入れないのは素人だよなー!」とか書いたりして。逆効果か。

まぁなんにせよスポンサーがお金出してくれないと始まらない話か。

営業さんが頑張ってスーパーに広告収入がっぽがっぽ入るようになったら、その分商品安くしてください。

出来ればラム肉を毎日食えるくらいお手頃にして下さい。どうかお願いします。

おじーでした。