フーコットは現金払いのみ
埼玉県はヤオコー、ベルク、ロジャースと地元のスーパーがやたら優秀だなと思うのですが、特にヤオコーの『自社製焼豚北海道産ポテト包み揚』は間違いなく日本代表になれるレベルで美味いです。定食屋のメニューにあったら毎回頼むレベルで美味い。
そんなヤオコー系列のスーパーで『フーコット』というスーパーが飯能市にあるのですが、これが尖っていて実に面白い。
写真の貼り紙にも小さく写っていますが、なんと現金のみなんですよ。まさにキャッシュレス推進中のこの世界で。
ただね、僕も基本的に飲食店でクレカとか電子マネーとか使えないと「現金払いか、めんどくせーな」とか思うタイプの人間です。
だから、現金払いのみのスーパーなんて流行るかいって気もしますが、店内はめちゃめちゃお客さんがたくさんいるんですよね。
それもそのはず。取り扱っている商品が安い安い。
前に買ったとちおとめなんて1パックたっぷり入って215円とかでした。迷わず買いましたとも。
パインも1つ215円、バナナも1袋96円とか果物を色々と凄い。
というか、基本なんでもだいぶ安いんですよね。肉とか、飲み物とかも。
こんなにわかりやすく安いければ現金のみも全然許せてしまいます。
あまり詳しくないですけど、クレジットカードでの決済って決済手数料で3%とか4%をお店が負担しているんですよね。
お客さんは現金を取り扱う面倒もなければ、おまけにポイントも貯まるということで良いことばかりのように見えますが、手数料分は当然販売価格に上乗せしていかないとお店側の利益は削られていくわけです。
だからキャッシュレス決済が出来る店で現金決済している人は、ある意味キャッシュレス決済している人の分までお金を払っているとも言えるのかもしれない。
そこをフーコットは現金のみにすることで、その手数料を確実に0にし、その分価格を抑えるよって方針のようです。
大事なのは納得感
しかしこれは難しいですよ。飲食店とかで「うちはリーズナブルな価格で料理を提供するため、現金のみです」とか謳っている店であっても、全然価格がリーズナブルじゃなかったりすることがありますからね。
そうするとその一文のせいでむしろ印象が悪くなってしまいます。お前なにをくだらん言い訳してるんじゃって感じで。
納得感のない現金払いのみは嫌じゃ。(店やってるのが爺ちゃん婆ちゃんだから現金のみですは納得感があるからOK)
店側が「現金のみだから安い」って言うだけじゃなくて、お客さんが「たしかに安いわ」って思わないとこの技は通用しないんですね。
そう考えるとフーコットは店に入ってひと目でこりゃ安いなって思ったので納得感のある現金のみのパターンです。
どこに行ってもキャッシュレス決済が出来るようになってきている便利な世の中。
しかし、現金払いなら目に見えてキャッシュレス決済よりメリットがあるよということであれば現金払いもやぶさかでない。
そういった意味でフーコットの思い切りは実に面白いなと思いました。ただヤオコー系列なんだったらYes!ヤオコーシリーズとかのPB商品は取り扱ってくれてもいいじゃない!って思った。
おじーでした。