天赦日と一粒万倍が重なりました!
2022年1月11日はやたら縁起の良い日だったらしいですよ。今更ですが。
なにやら天赦日と一粒万倍日が一緒にやってきたということらしいです。
もうね、なんのこっちゃねんですよ。
ちなみに天赦日は『全ての神様が天に昇り、天が全てを赦す日』のことで、一粒万倍日が『一粒の籾が万倍にもなる日』みたいな意味だそうです。
もうね、なんのこっちゃねんですよ。
説明を聞いてもまったくピンとこない。
なんならよく聞く大安とかもよくわからん。何をしてもOKな日。
だからなんのこっちゃねん。
物事は全て相対評価
この世の全ての物は相対評価だと思っています。縁起がいい日というのが設定されている以上、その他の日は相対的に縁起が悪いということになってしまいます。
そうなってくると暦を気にしているとそれが足かせになっちゃいますよね。同じ貴重な24時間なのに。
例えば僕は仕事で使う車の調達なんかもすることがあるんですが、とりあえず注文したら販売店には納期は最短でお願いします。
納車日が近くなってきてそれを社内で報告すると、「おい!納車予定が仏滅じゃねぇか!」みたいなお叱りを上から受け、「ハッ!暦を気にしていませんでした!すいません!」みたいなやり取りを毎回します。わかってやっているんですけど。
大安に納車ってなると6曜?なのでタイミングによっては最大で5日くらい寝かせるパターンが出てくるわけですよね。
もう次のフェーズに進めるのに、その間意味もなく待っているのってすごくもったいない気がします。
引っ越しや結婚式等のイベントごとも大安と仏滅だと大安の方が日が良いとかで、実施価格が上がるのが一般的ですね。
暦とか縁起が良いとかそういうことを重視すると動きが鈍くなったり、出費がかさんだりとマイナス面の方が目立つような気がします。
だから僕は「縁起の良い日こそ悪い日」という一見頭のおかしい理論を提唱しますよ。
なんで自分の行動を大昔の知らない誰かに縛られないといけないのよ。どう考えてもおかしいでしょう。
更に困るのは、日の良し悪しを気にする人は良かれと思って「その日は日が良くないわよ」って忠告してくるじゃないですか。
こっちを心配して言ってくれるわけなので、そんな迷信俺は気にしないよ!みたいな冷たいことも言いづらい。
じゃあ間をとって先勝とか先負の日にしましょうか、みたいな謎の決着に落ち着くこともしばしば。
この現象はどうにかならんのか。
思い立ったが吉日むしろ俺赦日
その点で言えば「思い立ったが吉日」
これは逆に良い言葉ですよね。これいいな!って思ったことは即行動に移す。
エブリデイ吉日。こう考えれば目の前は開け、心が赴くまま自由に行動できるようになります。
エブリデイロープライスの西友で好き勝手食材が買えるのと一緒ですよ。
特にビジネスだと決断のスピードが早いということは強みだとよく言われますもんね。
決定が遅れれば遅れるほどライバルたちが先に行く。逆に自分の行動が早ければ1歩先を行けるわけですから。
思い立ったが吉日をもっと広く浸透させれば縁起の良い日・悪い日による弊害が減る気がします。
なので、報道機関は「皆さんおはようございます。今日は一粒万倍日!そして天赦日!とっても縁起が良い日ですよ!」って煽るよりも「おはようございます!思い立ったが吉日!日本テレビアナウンサーの桝太一です!ZIP!」みたいにアイドルの自己紹介みたいな刷り込みをしていった方が日本がいい方向へ進んでいくのではないかと思います。
もうね、思い立ったが吉日っていうか、俺赦日ですよ。神や天が赦さなくても俺が俺を赦すし、君も俺が赦す!好きなようにやろうや。
まぁ若い人が日の良し悪しについて言っているのはあまり見たことがありませんから、放っておいても段々廃れていくような気もしますね。
おじーでした。