レオパの脱皮について
ヒョウモントカゲモドキを飼っていると、あれ?なんかこの子、体が白っぽくなっていない?と感じることがあります。
そう、それは脱皮の前兆です。
一生懸命に脱皮する姿はかわいいですよ。
今日はヒョウモントカゲモドキの脱皮についてです。
脱皮ってなんでするの?
そもそもなんで脱皮って必要なのという話なんですが、これって生き物によって全然目的が違うんですね。
例えば虫の脱皮
昆虫は完全変態と不完全変態と分かれるみたいなこと昔習いましたよね。
子供の頃は変態という単語に強く反応してしまったものですが、状態が変わるんだからまさに変態ですよね。
むしろあっちの変態はなんで変態なのか。生来のものかもしれないじゃんと今更すぎる疑問が浮かんできます。
さて、完全変態の昆虫だったらイモムシがサナギになってから、脱皮して蝶だったり蛾だったりの成虫になりますよね。
脱皮で正に変身します。
レオパの餌になるコオロギなんかはサナギにはならないんですけど、成長過程で何度も脱皮して最終的には羽が生えます。
脱皮直後は白くて柔らかくて、食べさせると消化に良さそうな状態になります。
虫なんかは成長とともに脱皮するイメージですよね。
ヒョウモントカゲモドキの脱皮
では、ヒョウモントカゲモドキは脱皮するとどうなるのという話ですが、色が綺麗になります!
それだけ?
わりとそれだけです。
あとは自分で脱いだ皮を食べるからお腹いっぱいになるくらいでしょうか。
爬虫類にとっての脱皮って成長に関係するものではなくって、古くなった皮を脱ぎ捨てるだけらしいんです。
人間がお風呂に入って体を洗う感覚でレオパたちは脱皮をするのでしょうか。
はたまた着替えか。
ただ先ほども書いたように、脱皮直後が一番色が綺麗で、見た目が良くなります。
逆に脱皮直前は体全体が白みがかってくすんだ感じになります。
脱皮の仕方としては色んな所に体をこすりつけて、頭から順に古い皮を脱いでいき、ぱくっと噛んでバリバリとはがして、そのまま食べてしまうというダイナミックな方法。
文字にするとちょっと怖く感じるかもしれませんが、実際に見ると応援したくなるほど頑張って脱皮しています。
↑凄いときはこんな様相を呈します。
終わった後は疲れたのか、ちょっとぐったりした感すら出します。
皮は食べちゃうので、蛇の抜け殻みたいなのは残りません。
食べられなかった一部みたいなが落ちていることはありますが。
脱皮不全について
幸いうちで飼っている2匹は脱皮が上手なのか、脱皮に失敗したことはありません。
ただ脱皮が下手な個体もいるという話も聞きます。
指先や目の周りの脱皮不全を放っておくと、指が血行不良で欠損してしまったり、目が開かなくなるということもあるそうで、意外と軽視できない問題です。
なるたけ飼い主として失敗がないようサポートしてあげることが大切ですね。
対策としては①湿度管理②構わない③温度管理が挙げられます。
1.湿度管理
これがまず大事です。
レオパの脱皮失敗の原因として、よく挙げられるのが湿度不足です。
脱皮の時には湿度が70%くらいは必要と言われています。
ケージ内を脱皮の期間中ずっと高湿度に保つのは大変なことですが、ウェットシェルターを使えば簡単にその中の湿度を高く保てます。
僕の使っているウェットシェルターについては、ブログ開設初期に別の記事で紹介したので、興味のある方は是非ご覧ください。
特に湿度が低くなる冬場は、壁に霧吹きで水をかけてあげるなんてことをしてもいいかもしれません。
2.構わない
いざ脱皮が始まるとレオパは一心不乱に脱ぎ始めます。
途中で邪魔を入れずにあたたかく見守って上げるのが優しさでしょう。
勢いよく体をこすりつけることもあるので、ケージ内のレイアウトが動いたりもするんですが、そこを直すのも脱皮が終わってからにしましょう。
もちろん触ったりはしないほうがいいです。
3.温度管理
これは脱皮関係なしに基本ですが、適温じゃないと元気でなくなるのでちゃんと温度管理しておきましょう。
27℃〜30℃くらいをキープですね。
まとめ
今日はレオパの脱皮についてでした。
対策として出来ることはやって、もし脱皮に失敗したら濡らした綿棒とかではげなかった古い皮をふやかしてあげるといいそうです。
目の周りなんかはつつくのも危ないので、獣医の元へ連れて行った方が良いと思います。
脱皮が上手くいったあとは1番色が良くなるのでその見た目を楽しみましょう!