池袋にある辛党の聖地『知音食堂』
辛いものが特別好きだという自覚もないのですが、時々辛いものが無性に食べたくなることがあります。
皆さんもそんなときありませんか?
それでペヤングなんかも買っちゃうのですが。
辛いものを一度食べるとクセになっちゃってまた食べたいってなりがちなんですよね。
なんか恐ろしい中毒性があると思います。
辛いものと言えば前々から噂には聞いていて、行ってみたいと思っていた店に先日行けたんですよね。
池袋の知音食堂というお店。
ネットでも評価が高く、料理の写真を見るとびっくりするくらい唐辛子をたくさん使っているのが特徴。
歌楽山辣子鶏って料理のビジュアルがとにかくヤバい。
刺激的な本格四川料理が楽しめる名店ということです。
なにやら一部では『辛党の聖地』と呼ばれているらしい。
聖地巡礼とか流行っているじゃないですか。
炭治郎が修行で斬った岩のモデルがなんだーみたいな。
聖地巡礼ブームに乗っかりです。
普段からデスソースを愛用しまくる友人と予定が合ったので行ってきました。
牛肉と2種類の唐辛子の炒め物



池袋の北口から出てすぐ。
地下に降りるタイプの入り口。
内装は中国っぽさが強くってなんかいい感じ。
店員さんもおすすめ料理なんかをメニューを見せながら教えてくれて親切でした。
最初は唐辛子盛り盛りのやつを頼もうとしたのですが、サイズがかなりでかいとのことで食べきれないと悪いので断念。
店員さんいわく料理の中で一番辛いというメニューをチョイス。
それがこちら、牛肉と2種類の唐辛子の炒め物。



さっそく食べてみるとびっくり!
正直なところ、辛党の聖地って言われるくらいなので、一口食べた感想は「かっら!!!」ってなると予想して口に入れたんですよ。
自分の中で最高の「かっら!!!」を準備しながら。
そしたら出てきた感想が「うっま!!!」でした。
なにこの美味い中華。かなり辛いけど、それよりも美味い。
TV番組で芸人頑張って食べているような激辛料理が出てくるのかと思いきや全然違った。
赤唐辛子と青唐辛子がもう一種の野菜のように具として成立しているし、柔らかくジューシーな牛肉にシャキシャキのにんにくの芽。
辛いより美味いが先に来るので、ある程度の辛さ耐性がある人なら食べられると思います。
いや、これはレベルが高いな。
食べ進めると辛さで若干汗ばみつつ、口の中がヒリヒリもしつつ、激辛の寸前くらいのあぁ美味い!ってラインを絶妙に楽しめました。
ご飯がめちゃめちゃ進みます。烏龍茶も。
店員さん曰く、基本的に一番辛いメニューらしいのですが、辛さを増すことも出来るとのこと。
本気の激辛を求めている人は相談すれば更に唐辛子の量を増やしてくれるんだと思います。
スペアリブの甘酢掛け


せっかく来たのでもう1品頼みました。今確認したら写真がブレブレでしたが。
スペアリブの甘酢掛けです。
こちらも美味しかった。
先程の炒めものと違って全く辛くなく、すごい甘い味付け。
正直ご飯のおかずって味じゃなかったですが、柔らかいスペアリブに甘い黒酢ダレに本格中華を感じました。
たぶん何を食べても美味い店なんだろうな。
また行きたい知音食堂
いや、辛党の聖地という響きに知音食堂を誤解していました。
実際に行ってみると辛い料理はたしかに提供してくれますが、辛いよりもむしろ美味いを強く感じる料理でした。
そりゃそうですよね、辛いだけで美味くなきゃ人気が出るわけがありません。
カプサイシンだけ欲しているならキャロライナリーパーでもかじっておけってことですね。
ちゃんと知音食堂には辛い料理も辛くない料理もありました。
辛党の方が楽しめることは間違いないですが、辛党ではない人と一緒に行っても食べられるメニューはあるでしょう。
今回はノンアルだったのでご飯と一緒に食べたので良かったですが、飲み会で使うとその辛さゆえに酒が進みすぎそうでおっかないなと思いました。
しかし、さすが人気店。料理が美味しかったです。
もう少し人数を増やせるようになったら例の歌楽山辣子鶏というメニューも食べてみたいものですね。
おじーでした。