おじ語り

思い立ったら色々書く。


ピラフが嫌いな理由を考える

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ピラフ嫌い

いや、嫌いって言うと少し言い過ぎなんですけどね。
まぁ好きの反対は無関心とか言うからいいでしょう。
でも俺は好きの反対は嫌いだと思うけどな。

ピラフの話です。
あの謎に給食によく登場した味付き飯ですよ。
アイツに言いたいことがありますよ。

ご飯を使った料理ってたくさんあるけど、みんなそれぞれ魅力があるじゃないですか。

チャーハンもパラパラにしっとり、具材でのアレンジ自由自在と奥が深いし。
自分で作る場合はそれぞれのこだわりが光ったりしてな。

ドリアもチーズたっぷりにして満足度高い。
ハンバーグなんて入っていたら凄いご馳走です。

釜めしには他の料理には無い風格があります。
蓋を開ける瞬間のワクワク感は格別!

雑炊は胃が疲れている時、体調がいまいちの時、我々の体を癒やす優しい美味しさを持っています。

カレーなんて言うまでもなく、全ての料理で考えても主役を張れるスターですよね。

しかし、なんだね!ピラフ、君は!
他のご飯料理って食べたくなるタイミングが必ずあるじゃないですか。

唯一ピラフだけ、あぁ!今俺はピラフ食いたいぞ!って絶対ならないじゃないですか。
いついかなる時も。

この令和の米騒動の最中、ピラフの一体何がいけないのか考えてみたんですよ。
米の価値が上がっている昨今、もう一粒たりともピラフに米を回すわけにはいかないですもんね。

ピラフだったら白飯の方がいいもの

つまりはね、ピラフは単体じゃ戦えないんですよ。
他の飯はただそれだけで食事として成立するんです。

出来ればスープがあるといいな!くらいじゃないですか。
チャーハンとか、パエリアとかに、おいおい一緒に肉出せよ!とか思わないですよね。

でもピラフ単体で今日の飯って言われたらキツくないですか。

おかえり!今日の夕飯えびピラフだぜ!って言われたら、ありがとうって上手に言えないですよね。
心の声で「えびピラフとなぁに?」ときっとなるはず。

そうなんですよ。
ピラフには別の皿で主菜が欲しくなるのです。
ピラフだけでは足りないのです。

じゃあよぉ〜、白飯でいいんじゃあねぇか?

しっかりしたおかずがある時、ご飯は白飯が一番ですからね。
下手にふりかけとかは要らんのですよ。
白飯がおかずを引き立て、おかずが白飯を引き立てる。

つまりハーモニーよ。
ウッチャンに対するナンチャン!

努力して飯をピラフにする必要性がないどころか、ご飯とおかずのバランスを崩す可能性すらあります。

カレーピラフとかも意味わからんもんな。
そこまでするならカレーにしてくれや。
給食で出てくる度に思ったことだ。小さい味染みマッシュルーム入れやがってよぉ!

立ち位置が中途半端なんですね。
もっと己の存在意義を主張して欲しい。

米料理のくせに付け合わせのブロッコリーみたいな精神性をしやがってなぁ。
自分の可能性をもっと信じろよ。
食材的には独り立ち出来るポテンシャルはあるだろ。

アイツら自分がピラフだってことに甘えているんですよ。

ピラフがあれば他に何も要らない。
そんな風に思える美味しいピラフにいつか出会ってみたいもんです。

おじーでした。