人とチンパンジーの違い
情報飛び交う社会ですが、近年のニュースでもトップクラスの朗報が耳に入ってきました。
こちら。
ヒトとチンパンジーのDNA、15%も違う。
衝撃でした。
今までの常識は「1%しか変わらない」だったじゃないですか。
偉い研究者たちが言っているんだから当然無条件に僕も信じましたよ。
そして絶望した。
我々はほぼチンパンジーなのかと。
しかし逆にこうも思いました。
人間はこの1%の違いを大切にしなきゃならん。
チンパンジーとは違うんだ、他人に優しくあれ。残虐であるな。
そうだ、チンパンジーになるな!ゴリラであれ!
そうやって生きてきたわけです。
こんなことも書きました。
とにかく何が言いたいかといえば、誰しもチンパンジーになってはいけないんです。
人間が自分の中のチンパンジーを抑えられず、欲望のまま残虐な方向へ方向へと進んでいけば、世界は争いで溢れかえり、すぐに血と恐怖でまみれたものになってしまうのです。
チンパンジーではいけない。
人として。
でも偉い人たちが言っていたわけです。
お前はほぼチンパンジーだと。99%チンパンジーだ。
何を言おうとチンパンジーだと。
人間強くあり続けるのもしんどいもの。
折れてしまう時もあるかもしれない。
そうだぜ!俺はよぉ!99%チンパンだからなぁ!ヒャッハー!
みたいな人だって長い人類の歴史でたくさんいたはずです。
たったの1%の人間らしさを大切にして、生きていくのは大変なことです。
正しくあれ。優しくあれ。
でもお前はチンパンジーだけどな。
そんなことを言われて俺はこれまで優しくいられたであろうか。
しかし!
これからは違います。
ありがとうカリフォルニア大学。
我々はチンパンジーと15%も違うのですよ。
これは明確な違いですよ。
今までほぼチンパンジーだった人間が、かなりチンパンジーまでランクダウンしました。
この違いは大きすぎる。
1%の人間らしさを見つめて生きるのと、15%の人間らしさを大切に生きること。
どっちが難しいかって話です。
人には心の拠り所が必要よ。
これまで厳しい現実として突きつけられてきた俺とチンパンジーの差1%問題。
これからは俺とチンパンジーの差15%問題になったわけです。
ほぼ無問題と言ってもいいでしょう。
この数字が支えになりますよ。
人間らしく生きる。
つまりはこの15%の範囲を生きるということだと思うのです。
おじーでした。