おじ語り

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自爆営業のパワハラ認定に思うこと

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自爆営業が公式にパワハラ扱いになったらしい

先日ニュースの見出しで気になる文言を目にしましたね。

「自爆営業」はパワハラということが国の指針に明記されるようになるということでした。

僕なんて押しも押されもせぬ生粋の事務リーマンなので、ノルマとは無縁の世界に生きていますが、重いノルマを課せられる営業マンたちは本当に大変ですよね。

自爆営業とか最悪すぎるもんな。
パワハラどころの騒ぎじゃないだろ。

売上が上がらなくてこっぴどく怒られるだけならまだしも、実際に自分の財布から金まで出ていくわけだからな。
尊厳を傷つけられ、経済的にも損失を負う。

なんで金を稼ぐために働いているのに、金が減っていくのか。
逆によく今までこんなもんがまかり通ってきたよな。
恐ろしいぜ。

この営業ノルマ的な話だと、ちょっと後悔があるんだよなー。

友人に営業をかけられた過去

大学を卒業して、社会人になったばかりの頃です。
学生時代に一緒に飲んだりカラオケに興じた友人たちもそれぞれバラバラに就職しました。
その後、しばらくは学生時代の余韻もありつつ、ちょくちょく会って遊んだりもしていたんですね。

でもある日ですよ。
友人が言うわけです。
「なぁおじー、ポケットWi-Fiの契約をしてくれないか」と。

そうです。
彼は個人宅を回って通信機器の契約を獲るという営業マンになっていたようでした。
新規で1件契約を取りたく僕に言ってきたわけです。

僕も社会人になりたてホヤホヤで、この世が厳しいところなんてまだ知りませんでしたから、ついつい憤慨しちゃったんですね。

「友人に営業をかけるなんてなにごとだ。お前は俺を食い物にしようとするのか」みたいなことを言ってしまったと記憶しています。

いや、ほんとヒドいんですけどね。
当時は僕も裏切られたような気分だったわけです。
少し前まで至極気楽に付き合えた友人が、突然契約の話をしてきたんだから。

けっこう強めに突き放してしまったので、それ以来話を持ちかけては来なくなったのですが、いつしか彼とは連絡がとれなくなっていました。

共通の友人たちに聞いても、誰も繋がらないという話で、それ以来会えてもいないし、声も聞いていない。
何があったのか、鬱にでもなったのではなかろうかと心配するも後の祭りです。

ちょっとあの時の俺の態度は酷かったなとずっと反省をしています。
今同じ話を持ちかけられても断るは断るだろうけど「この俺にまでそんなこというなんてお前本当に大変なんだなぁ!」という視点があれば、もっと違ったコミュニケーションが取れたんじゃなかったのかとか。

結局かなり追い詰められないと家族や友人になんて営業かけないだろうからな。
普通は。

世の中色んな勧誘があるじゃないですか。
基本的には、マルチ商法だの新興宗教だの投資詐欺だのろくでもない話ばっかですよ。

知らん人からの勧誘は冷たく断っていい。
でも今まで良い関係性だった人から言われたら、まずは怒るんじゃなく、とりあえずコイツ大丈夫かな?という姿勢を1回は取るようにしようと思うようになりました。
まぁ3回目くらいからはテメェ!いい加減にしろよ!なんて言っちゃうかもしれないけど。

ほんと誰かを追い詰めるようなノルマなんてあっちゃいけないぜ。
人間関係まで壊すんだからな。そんな責任は胴元もどうやったってとれないもんよ。

ほんとパワハラってレベルじゃねぇぜ。

おじーでした。